事例:
あなたの会社は、商品の値崩れを防ぐため、販売店に対して、商品の値引きを一定限度以内に制限するよう指導したいと考えています。
解説ポイント:
1、競争関係にある企業が、価格を合意したり、生産や販売を制限したりする行為は禁止されています。また、取引先に再販売価格を指定することも禁止されています。値引額の制限も最低再販価格の限定行為とみなされるため、禁止されています。
2、中国にも独占禁止法が導入され、当局による競争ルールの充実・強化がなされています。販売方法・契約条件について改めて十分な検討を行うことが必要です。
3、独占禁止法は、多くの中国人の従業員にとってはまったく新しい考え方といっても過言ではありません。独占禁止法を守るためには、十分な社員教育やマニュアルの作成などが重要です。 |