労働契約の終了とは

　労働契約の期間が満了すると、労働契約が終了します。このほか、労働契約の期間満了前であっても、従業員が死亡、法定の定年年齢に達した場合などは労働契約が自動的に終了します。固定期間労働契約の期間満了をむかえ、企業に従業員との継続雇用の意思がない場合、労働契約を終了することができます。この場合、2008年1月1日以降の勤務については、従業員に経済補償金を支給する必要があるため注意が必要です。

期間満了による労働契約終了時の留意点

• 期間満了により労働契約を終了する場合、企業は従業員に経済補償金を支給する義務を負う。
  
  
• 期間満了であっても、企業が労働契約を終了できないケースがある。
  
  
• 期間満了により労働契約を終了するには、事前通知、年次有給休暇の消化、業務の引継、企業財産の返還などの作業を行う必要がある。
  
  
• 労働契約終了後、労働契約終了証明書の発行、従業員の社会保険関係および個人ファイルの移転、労働契約書について最低2年間の保管が必要。